最近、保護犬ってよく聞きませんか?
テレビなんかでも番組作ってたりね。
でも、保護犬は特別な犬じゃないんです、普通の犬です。
我が家では柴犬ショコラが2歳になった6月に保護犬ココアを家族として迎えました。
保護犬についてあまりよく知らないという方もいらっしゃると思いますので保護犬についてお話しようと思います。

今度、妹犬がくるって
お母さんがいってた
保護犬?
普通の犬じゃないの?

そう、保護犬
何も違いはない、普通の犬よ
妹ができるから楽しみにしててね
テレビで見たことがある保護犬って?
保護犬とはいろいろな事情で飼い主のいない犬のことです。
事情は様々で飼い主から捨てられてしまったり、ブリーダーのもとで繁殖犬として飼われていたり、ペットショップで売れ残ってしまったなど人間の事情が大半を占めているようです。
増やすだけ増やしていらなくなったら捨てるなんて私個人からすると人間の傲慢他ならないですね。
この件についてはいろいろご意見がおありだと思いますので、ここまでにしますが。
家族として迎えた保護犬ココアはボランティアさんから聞いた話によると野良犬出身のようです。
野良犬のお母さんから生まれてまもなく愛護センターに収容されていたとのこと。
ボランティアさんに引き出されてラッキーでした。
今は柴犬ショコラと仲良しです。
保護犬の迎え方
保護犬を家族に迎えるにはいくつか方法があります。
- 直接、愛護センターから譲渡してもらう
- ボランティア団体から譲渡してもらう
- 個人のボランティアさんから譲渡してもらう
譲渡希望をしてから実際の譲渡までの流れはこんな感じです。
2.保護犬とのお見合いのためボランティアさん宅へ出向く
3.トライアル(お試しでいっしょに生活してみること)の申し出をする
4.自宅にボランティアさんが保護犬を連れてくれる
5.2週間程度のトライアルスタート
6.譲渡してもらうかどうかの返事をする
譲渡決定の際には諸費用をお支払いしました。
・フィラリア薬代金
・マイクロチップ代金
・ワクチン接種代金
当然の諸費用ですね。
避妊手術代金
保護犬ココアは家族として迎えた時点で想定年齢6か月、体重10㎏でした。
避妊手術するには6か月というのはちょうどよい時期とのことで、ボランティアさんが避妊手術まで済ませてから送り届けてくれました。
私は犬の避妊手術に賛成です。
増えすぎてしまった結果、愛護センターで家族を待つ子たちをつくってしまったと思うからです。
柴犬ショコラも6か月で避妊手術を済ませました。
ショコラもココアも毎日元気に過ごせているのは避妊手術で卵巣と子宮を摘出し、病気になる要素を少しでも減らせているからだと思っています。
フィラリア症予防薬代金
犬の命を落とす原因の代表ともいえるフィラリア症を予防する薬を飲ませることはとても大事です。
蚊を媒体として犬の体内へ侵入し幼虫から成虫になったフィラリアは犬の心臓内にとどまり、心臓をむしばみ苦しみながら死んでいくというとても怖い病気です。
予防薬さえ飲んでいれば防げる病気です。
必ず、飲ませてあげてください。
マイクロチップ代金
正直、私は犬にマイクロチップを埋め込むということはボランティアさんに話を聞くまで知りませんでした。
犬は大きな音、特にカミナリに驚いて急に走り出し迷子になってしまうことがよくあるのです。
首輪も迷子札もとれてしまうかもしれません。
でも、体内にマイクロチップがあれば愛護センターなどでマイクロチップを読み取り飼い主に連絡をとってもらうことができるのです。
少し太めの注射とのことですが、ココア頑張りました。
でも、迷子にはしませんよ、絶対に!!
ワクチン接種代金
犬には母犬から受け継いだ免疫力がありますが、月齢がすすむにつれて弱くなっていくそうです。
人間と同じですね。
そこで、さんぽなどでウィルスや病原菌から身を守るためワクチンを接種します。
ワクチンは年に1回接種する必要があり、生活環境によってワクチンの種類がかわりますので、かかりつけの動物病院で相談する必要があります。
保護犬への接し方
保護犬といっても何も変わらない普通の犬です。
犬だって性格はいろいろです。
ですから、接し方はいろいろなのかなと思ってます。
保護犬ココアに面会したときはとても人懐こく甘え上手で天真爛漫な印象を受けました。
実際にはトライアルをスタートさせてみるととても怖がりで男性に対して極端な恐怖心を持っていることがわかりました。
保護犬ココアへは怖がらせないように落ち着かせて、やさしい口調で接するようにしました。
保護犬のさんぽ
ココアは外へさんぽに出かけることをとても怖がっていました。
さんぽに連れ出しても腰が抜けたようにへたりこんでしまい、歩けなくなってしまうのです。
どうしたらさんぽができるようになるのかと考えました。
結果、この子は月齢6か月体重10㎏ではあるけど経験が足らない赤ちゃんだと思うことにしました。
ココアは丸ごと私が引き受けましたから、赤ちゃんなら抱っこしてさんぽしてあげようと決めました。
柴犬ショコラを連れてココアを抱っこしてのさんぽです。
体力には自信がありましたが、5分歩いて休憩を繰り返して3か月ほど続きました。
信頼関係が深まるにつれてココアは少しずつ歩いてさんぽできるようになってくれたんです。
外は危険ではなく、楽しいと思ってくれたのがとてもうれしかった。
今では、「お母さん、さんぽ行かないの?」と鼻でツンツンしてきたり。
そばで成長を見てこられたことは私にとっても何にも代えがたい初めての経験でした。
まとめ
過去にどんなことがあったのか知ることはできませんが、保護犬に同情は必要ないと思います。
保護犬は同情など求めていません。
今、たくさんの愛情を注いであげるだけで十分です。
まだたくさんの犬たちが家族を待っています。
もし、犬と暮らしてみたいと考えているなら保護犬にもチャンスをもらえませんか。
かわいいですよ、本当になついてくれたときの嬉しさはなんとも表現しきれません。
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