【柴犬の多頭飼い】先住犬のきもちを考えたことがありますか?

ドッグラン くらし

柴犬

 

愛犬との暮らしに満足する日が続くと、ふと頭をよぎることがあります。

 

愛犬と暮らすってなんて楽しいんだろう。

毎日かわいい姿を見せてくれて、家族の話題はいつも愛犬のことばかり。

家に帰ると、100年ぶりに会えたかのように大歓迎してくれる。

 

そこで、犬好きの人は考えますよね。

 

「こんなにかわいい愛犬がもう一頭いたら、楽しさ2倍?」

「仲間をつくってあげたらよろこぶかも!」

「一緒に遊べたら、お留守番もさびしくないよね!」

「仲間がいないから、さびしそう!」

「おともだち、ほしいでしょ!ほしいよね?」

 

でも、愛犬はどう思っているでしょうか。

本当におともだちがほしいと思っていますか?

 

愛犬におともだちをつくってあげたいと思っているのは、飼い主さんだけかもしれません。

 

本当の愛犬のきもち、考えたことありますか?

柴犬

 

 柴犬の多頭飼い 先住犬のきもちを考える!

柴犬

多頭飼いをする前に、少しだけ愛犬のきもちを考えてみると、先住犬のストレスを減らすことができます。

多頭飼いを成功させるには、先住犬の状態を知ることがとっても大切!

 

【柴犬の多頭飼い】多頭飼いを成功させるための注意点!
他者と距離をおくことが多い柴犬の多頭飼いには、飼い主が注意しなければいけないことがあります。繊細な柴犬の先住犬への対応次第で多頭飼いを成功させることができます。焦らずにゆっくりと家族として受け入れることができるよう誘導します。

 

あなたの愛犬には、本当に仲間がいないの?

柴犬

犬は群れをつくる動物です。

信頼できる仲間と行動することで安心し、群れのリーダーに従うことで精神的にも落ち着くことができます。

 

では、あなたの愛犬には、本当に仲間がいないのでしょうか?

 

愛犬にとっての仲間は、飼い主さんとその家族であり、群れのなかの一員であるのです。

 

柴犬の性格

柴犬

柴犬は古来から人と暮らしてきた犬です。

以前は狩猟犬として野山を駆け巡り、野性的で自立心の強い犬です。

どちらかというと、他者と距離をおきたがることが多いのです。

たとえ相手が飼い主さんであっても、例外ではありません。

 

日本犬の特徴である自立心・独立心・我慢強さをもっているのが柴犬なのです。

 

先住犬の性格は、多頭飼いに向いている?

ドッグラン

野性的で自立心の強い柴犬は、狩猟犬であったことから飼い主さんに誠実だといわれます。

でも、飼い主さんに誠実だからといって、ベタベタ犬ではなく、ツンデレ犬。

あっさりしているようで、嫉妬深くヤキモチやきな面がかくれていることがあります。

多頭飼いのトラブルで多いのは、ヤキモチからおこるケンカです。

 

もし、あなたの愛犬がふだんからヤキモチをやくことによるケンカをすることがあるようであれば、多頭飼いをすることには十分な注意が必要です。

柴犬のオスは11~13キロ、メスは9~11キロくらいの体格といわれていますから、ケンカをすると大きなケガにつながりかねません。

 

先住犬にヤキモチをやかせないようにするには、新しく迎えた犬ばかりに注目が集まることがないように注意することと、先住犬を優先してあげることで、先住犬は自分が大事にされていると感じられれば自信をもち、落ち着くことができます。

 

先住犬の状態は?

多頭飼いをする前に、先住犬の状態を考えることも大切です。

 

愛犬のからだの調子に問題はありませんか?

環境の変化が苦手な柴犬にとって、知らない犬が自分の縄張りにいることは大きな環境の変化になります。

飼い主さんにとっては、「愛犬のおともだち」でも、先住犬にとっては、勝手に自分の縄張りに入ってきた侵入者。

飼い主さんから、侵入者の知らない犬が「今日からおともだちだからなかよくしなさい」といわれても柴犬には受け入れがたいものなのです。

 

新しい犬を迎えることは、先住犬にとって大きなストレスになります。

からだの不調がある状態であるのに、大きなストレスに耐えられますか?

 

多頭飼いをする前に、先住犬の状態を考えてみることが大切です。

 

多頭飼いによるケンカが心配?

犬のケンカ

多頭飼いをすることで心配なことといえば、犬同士のケンカですね。

柴犬は狩猟犬であり、愛玩犬ではありません。

DNAはオオカミに一番ちかいとされていることから、野性的なところが魅力です。

でも、そこが洋犬のようにみんなでなかよくとはいかない原因ではないかと考えます。

 

犬同士のケンカには原因があります。

ケンカの原因になりそうなものは、飼い主さんが取り除いてあげることが大切です。

 

実際にケンカの原因になることとは

食事の場所や内容
おやつに対する興奮
飼い主さんへのヤキモチからくる不安

 

では、どうしたらケンカの原因を取り除くことができるでしょうか?

 

食事は向かい合わせにしない

犬同士のケンカで一番多い原因は、食事です。

野生の犬でなくても、やはり動物ですから食べることはとても重要なことです。

一頭ずつ食器を用意しても、他者の食べ物に興味をもちます。

興味をもたれたほうは、自分の食べ物を奪われるのではと心配のあまりガウっとなってしまいます。

 

ケンカを誘発させる食事のさせ方

犬同士が近い場所での食事
犬同士が向かい合わせでの食事
内容のちがう食事

食事でのケンカを避ける食事のさせ方は

犬同士の離れた場所での食事
犬同士の別々の部屋での食事
犬同士それぞれのケージ内での食事
同じ内容の食事

食事中のケンカの原因のひとつに食事内容のちがいがあります。

犬の鼻はごまかせません、いいにおいの食べ物が自分の食器のなかにはないけど、あっちにはあるとなれば当然ケンカが勃発!

必ず食事内容は同じにすること、からだの大きさのちがいに合わせて量を調節してあげるとケンカを防げます。

 

同じ内容のおやつ

食事と同じように、おやつもケンカの原因になります。

きちんと食事をしていれば、必ずしもおやつが必要なわけではありませんが、犬たちは楽しみにしているんですよね、おやつ!

愛犬がよろこぶ姿が見るのは、飼い主さんの楽しみのひとつですね。

でも、このおやつがケンカの原因にもなるのです。

特に先住犬は、いままでおやつを独り占めしていたのに、新参者に分けてあげるのですから、おもしろくないのも当然かもしれません。

でも、おやつの時間は悪い事ばかりではありません。

「おすわり」「マテ」など飼い主さんの指示に従うしつけを、犬たちはおいしいおやつを食べながら楽しむことができます。

おやつの食べすぎはよくありませんから、なるべく小さくちぎれるようなおやつを用意してください。

このおやつはほどよい硬さで、小さくちぎりやすいからおすすめです。

 

 

おやつの時間はしつけの時間!

1.興奮しているとケンカになりやすいため、まず飼い主さんに注目させる
2.しつけを兼ねておすわりをさせ、落ち着かせる
3.飼い主さんが指示をしてから、同じおやつを食べさせる

 

先住犬にヤキモチをやかせない!

柴犬はツンデレですが、ヤキモチが原因でケンカになることがあります。

いつも、そっけない態度をしていても、実は飼い主さんが大好きなのです。

大好きな飼い主さんが、新しく迎えた犬ばかりをかわいがっているように見えてしまう、ヤキモチやきな柴犬。

新しい犬を迎えたら、先住犬を優先してかまってあげる、話しかけてあげることを忘れないでください。

多頭飼いをするなら先住犬のきもちを大事にすることは、とてもする大切です。

不安なきもちから、ケンカがはじまることは多いものです。

「自分は大事にされている」と思えるだけで、先住犬は自信と安心がうまれ、ケンカの原因を取り除くことができるのですから。

 

柴犬の多頭飼い まとめ

ドッグラン

自立心が強く野性味のある柴犬は多頭飼いするには、飼い主さんが犬たちをコントロールすることが、大事です。

コントロールというのは、トラブルを避けるため予防することです。

これは、群れのリーダーである飼い主さんの仕事です。

多頭飼いをする場合は、先住犬のストレスにならないよう、自分だけないがしろにされているような疎外感をもたせないように、先住犬のきもちを最優先にしてあげてください。

そして、自立心の強い柴犬のためにひとりで過ごせる空間をつくってあげてください。ケージの位置はお互いが見えないようにすると落ち着けますよ。

犬たちがなかよく昼寝している姿を見られることは、飼い主さんの一番のよろこびですね。

柴犬の多頭飼いは飼い主さん次第です、先住犬のきもちをじっくり考えてみましょう。

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